バックカントリーではアマチュア無線を使おう!
Use Amateur radio for back country skiing and snowboarding.
近年スキーヤー、スノーボーダーの間で広く楽しまれるようになってきたバックカントリーは、整地されていないゲレンデ以外の場所を滑ります。スキー場の整地されたエリアでは携帯電話などの通信網も利用可能ですが、山の裏側に入るバックカントリーでは、通信インフラを利用できない場合があります。バックカントリーの魅力は大自然の中、誰も滑っていないふかふかの雪の上を滑るところにありますが、ゲレンデのように人がたくさんいるわけでなく、時には予想もしないような自然の驚異に巻き込まれることがあります。
このようなエリアを滑るときには、出力が高く電波を数十キロから数百キロ先まで飛ばすことができるアマチュア無線を活用するのが有効です。
アマチュア無線なら、携帯電話などのように基地局を必要としないため、圏外がありません。また、利用者も多く、多くの人がほかの人たちの通話を聞いていてくれます。万が一バックカントリーなどで不測の事態に落ちいった場合、誰もいない裏山から助けを呼ぶ手助けになります。
もちろんバックカントリーだけでなく、広いゲレンデの中で複数の人たちとスキーやスノーボードを楽しみに行っている場合でも一斉に情報を共有するツールとして大活躍するでしょう。
アマチュア無線は国家資格を取る必要があります。現在ではJARD(日本アマチュア無線振興協会)が全国各地で開催している養成課程講習会でだれでも簡単に取得することが可能です。